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花火師という仕事
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花火師という仕事
技術の継承がとくに難しいといわれる花火師の
仕事の背景に迫ります。
はじめに
140年以上の歴史を誇る花火会社「有限会社 華松煙火」。
今回は華松煙火で働く3人の花火師の方にインタビューをし、
伝統の担い手としての仕事の背景に迫ります。
上條 博人
さん
「有限会社 華松煙火」の代表取締役社長。35歳のときに前身の稲村煙火店に入社し、松本に煙火店を残すべく先代から後を引き継ぎ5代目となる。花火師となる前は農協に勤務していた。
上條 僚士
さん
中学生のときから花火工場に足を運ぶ。父の背中を追いかけ、花火製造を始めて10年になる。大曲の花火「新作花火コレクション2023」では新作花火部門で特別賞を受賞。
宮島秀一
さん
大学卒業後、地元である長野県で花火師になりたいという想いのもと、華松煙火に入社する。 現在、華松煙火の工場長を務めている。キャリア20年のベテランの花火師。
花火師という仕事
花火師のやりがいとは?
上條 博人
さん
皆さんを笑顔にするのが仕事。見てるみなさんの歓声が聞こえてくると嬉しい。
主人公は花火で、花火師はその裏方を担っている。
上條 僚士
さん
花火は一発作るのに2、3か月かかるものの、2、3秒で消えてしまう。花火を打揚げて、現場でのお客さんの拍手や歓声を聞いたとき、喜んでもらえることが花火師としてのやりがい。こんなに面白い仕事はないと思う。
宮島秀一
さん
コロナ禍でここ数年は花火を作れない日々も多かった。
コロナが落ち着いた今、沢山のお客さんが見てくれる中で打揚げられる喜びを噛みしめている。
2023年8月 高瀬川納涼大花火大会
印象に残っている花火は?
上條 博人
さん
コロナ禍で花火を打揚げる機会が激減する中、青年会議所で企画してくやってくれた花火は嬉しかった。
花火を作れるのも地元の方たちのおかげなので、地元の方たちを大事にしたいという想いがある。
宮島秀一
さん
コロナ禍で花火が打揚げられず、仕事がなかった時期に花火の色の研究を行っていた。
それが華松煙火としての新作花火となり、大曲花火大会にて3位総合2位という結果がとても嬉しかった。
普段はライバルである一方、業者同士励ましあってコロナ禍を乗り越えてきた実感がある。
花火を作るうえで難しいこと
上條 博人
さん
一番難しくて重要なのは星かけ。300粒に同じ量の粉がついて、色を変えるのも同じように粉がつかないと 色がぱっと変わらずじんわり変わる原因になる。 これが伝統工芸といわれる所以。
上條 僚士
さん
綺麗に打揚がった花火でも元となる中身は燃えてなくなってしまうので、打揚がった花火を見て、技術を自分のものにしていかなかればならない。
星かけ工程
長野県と花火の関わり
花火作りにおける長野県
宮島秀一
さん
長野県の花火屋は13社ほど。もちろん無い県もある。
花火作りにはお米(シイナ・もみ殻)や綿のみ(牛の餌)を割薬の元となる材料が必要なため、 米作りが比較的盛んな長野県は花火作りに適していると思う。
花火の打揚げにおける松本市
上條 博人
さん
松本は広い土地が無い(長野だったら犀川、諏訪だったら諏訪湖のような広いところが無い)ので、 尺玉は打揚げることができない。一方でこうした街中ではあるものの地域のイベントや高校の文化祭などで、 打揚げ花火の依頼を受けることも多く、その点にも土地柄を感じる。
2023年7月 松本神社例大祭の打揚げ準備様子
華松煙火のこれから
今後作りたい花火
上條 僚士
さん
正確な多重芯が綺麗な4つの丸で構成される花火。
星の作り方、星の入れ方、クラフト紙の貼り方、全てが完璧にならないと綺麗な丸にはならない。
今後の華松煙火
上條 博人
さん
花火が揚げられるのはやはり地元の人のおかげ。
地域密着の花火製造会社として、これからも花火を通じて皆さんを笑顔にしていきたい。
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