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2020.06.09

次亜塩素酸水の使用注意喚起報道について

弊社販売の次亜塩素酸水について昨今の報道により多くのお問い合わせをいただいておりますので
長文となりますが各種関連文献を参考に書かせていただきます。
今回の報道を含め、本件で最も注意しなければならないのは「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」、それらに含まれる「次亜塩素酸」という文章の読み分けです。
これらの単語は似たように見えますが中身は全く異なるものです。

 
そもそも次亜塩素酸とは1980年代頃から使われてきた除菌剤で、当初は「塩素水」という名称で産婦人科の手指消毒に用いられていました。
その流れから使用範囲は拡大し、現在では工業製品として「次亜塩素酸ナトリウム」という名で普及し、水道水の消毒をはじめ、家庭用漂白剤、ベビーグッズの消毒剤、浴室などのカビ取り剤の主成分として幅広く使用されています。

 
従来、次亜塩素酸は今のアルコール剤のように「水溶液」としてモノに対して使用されてきました。
一方でHACCP(一般衛生のもっと踏み込んだやつ)の制度化やノロウイルスなどの感染症対策を背景に次亜塩素酸の使用対象を空間に広げて「気体」として微生物制御に活用する研究も進められてきました。
食品製造現場では衛生的な環境を維持するために設備や機器、器具や食材などの洗浄・殺菌に次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水が用いられるようになりました。

また、ウイルス感染症から従業員を守るという観点から、次亜塩素酸水を用いた超音波霧化方式を採用した空間除菌装置の導入も進められていました。
弱酸性~アルカリ性の次亜塩素酸水を使用する施設において、いわゆる「塩素臭」が感じられ、その臭気成分の正体は水溶液から揮発した気体状の次亜塩素酸(HOCL2)であり、これは酸化力を保持したまま空間中に拡散し、低濃度であっても微生物に作用することが確認されています。
そんな背景があったにも関わらず次亜塩素酸水の噴霧や配布を取りやめる自治体のドタバタをマスコミがさもおもしろおかしく報じているのですが、もともとこれはNHKによるミスリード報道に恐れをなした一般人や地方公共団体が恐慌を起こし、「大変だ撤去しよう」といって騒ぎ出したのを見て今度は文科省が慌てて「子ども達が危ない」とばかりに通達を出すに至ったというのが実態です。
 
さて「空間除菌は危険だ」というデマの発生源である経産省管掌下のNITEが発表したファクトシートですが、これに再三引用されている当人である福崎教授による空間除菌の安全性と効能の検証をまとめたものがあり、今回のデマ報道を受け「月間食品工場長6月号」にも掲載されています。
福崎教授は「どうしてああいう切り抜き方、使われ方をしたのか、経産省の意図がわかりません」という趣旨のことを言われており困惑している様子です。
NITEのどの担当がどういう意図で、わざわざマスコミに誤解を強いるような思わせぶりな書き方をしたのか、思い切って糾弾する必要がありそうです。
 
次亜塩素酸水の空間噴霧は呼吸器系の伝染病の感染防止を目的に畜産業では10年以上前から導入されており、この効果は絶大で、しかも健康被害がまったくない極めて洗練された技術に育っています。
 
牛や豚、鶏といった多種多様な畜類の呼吸器系に何ら害のない次亜塩素酸水が、どういうわけか今回特にヒト科の呼吸器系だけに害を及ぼすという根拠のない報道が流れています。
 
NITEの検証を北海道大学が再試行したところ、たちどころにコロナウィルスを不活化し一部のニュースで取り上げられていますが、報道はこれが面白くないのか大々的に流すことはありません。
何だか違和感というか大きな力が働いているようにも見受けられます。

以上、参考文献から引用し長々と書かせていただきましたが、今後も次亜塩素酸水に関して大きな動きがあると予測されます。
弊社のように除菌剤不足を何とか補おうとする企業、各所で善意による寄付をされてる企業の皆様におかれましては大変遺憾であることとご察し致します。
昨今の心ない報道、経済産業省や文部省の認識不足による判断というのは正しく商売をしておられる方に対してとても失礼な行為です。
また進展がありましたらご報告させていただきますので
現在ご愛顧いただいている皆様、弊社次亜塩素酸水を安心してご利用くださいませ。

【引用文献】
1)加藤駿也ほか(2018)、J.envirion.control technique.36.35-39
2)吉田伸司ほか(2016)、防菌防微、44、113-118
3)月間食品工場長2020年6月号、18-21

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